保湿ケアやボディマッサージ、乾燥しやすい時期の集中ケアとしてもオススメのボディオイル。
植物の栄養をたっぷり含んだオーガニック製品であれば、いっそうその効果を感じられるでしょう。
この記事では、オススメのオーガニックボディオイルを紹介するとともに、つぎの3つの点についても説明しています。
▶︎ オーガニックボディオイルを選ぶメリット
▶︎ ボディオイルとボディクリームの違い
▶︎ オーガニックボディオイルの選び方
ぜひ、オーガニックボディオイル選びの参考にしてみてくださいね。
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この記事を書いた人:Natural J
日本オーガニックコスメ協会認定 オーガニックコスメ・アドバイザー
オーガニックボディオイルを選ぶメリットとは

まず、オーガニックボディオイルを選ぶメリットについて、説明します。
そのメリットはなんといっても肌にやさしい天然由来成分でつくられていることです。
一般的なボディオイルは、日持ちや高い香りをつけるために、合成防腐剤や合成香料などの合成成分が配合されていることがあります。
こうした成分は、使いはじめは肌がしっとりなめらかになるように感じますが、使い続けていくとアレルギーを起こす可能性があるといわれています。
いっぽうで、オーガニックボディオイルは、防腐剤には植物による自然のものを、香料には植物の香り成分を凝縮した精油(エッセンシャルオイル)を配合しています。
そして、使う植物原料はできるかぎり有機栽培(オーガニック)であること、または無農薬栽培や野生の植物であることです。
このようなオーガニックボディオイルであれば、敏感肌の方でもつかうことができるのも大きなメリットのひとつです。
肌にやさしい成分でつくられたオーガニックボディオイルをつかうことで、なめらかで健康的な肌になることを実感するでしょう。
ボディクリームとの違い
つぎに、ボディクリームとの違いについて説明します。
ボディクリーム・ボディオイル、ともに乾燥を防ぎ、保湿を与えてくれる美容アイテムですが、主な違いはそのテクスチャーと成分にあります。
ボディクリームは油分だけでなく水分も配合されているので、肌なじみがよくササっと簡単に塗ることができるのがメリットです。
いっぽう、ボディオイルは植物由来のオイル成分を主体とし、伸びがよく浸透力が高いのが特徴です。
オイルが肌に浸透することで肌をなめらかにし、健康的なツヤを与え、そしてやわらかくします。
また、オイルのなめらかな質感はマッサージをするのにも最適で、むくみやコリをとってくれる効果も期待できます。
ボディクリーム・ボディオイル、ともに肌を保湿してくれますが、ボディオイルは浸透性がよく肌をやわらかくしたり、マッサージしたりするのにも適したアイテムです。
ぜひ、つかう目的によって選んでみてくださいね。
以上、ボディオイルとボディクリームの違いについて、説明しました。
ここからは、オーガニックボディオイルの選び方について説明します。
オーガニックボディオイルの選び方 ポイントは4つ

それでは、オーガニックボディオイルの選び方について説明します。
ポイントは、つぎの4つ。
- こだわりの原料を使っている製品を選ぶ
- 信頼できるブランドから選ぶ
- 海外のオーガニック認証を参考に選ぶ
- 好きな香りから選ぶ
順番に説明しますね。
こだわりの原料を使っている製品を選ぶ
まず、こだわりの原料を使っているボディオイルを選ぶことがポイントです。
植物原料はできる限り有機栽培(オーガニック)、または無農薬栽培や野生の植物を使っていること。
そして、合成防腐剤や合成香料などの合成成分を使っていないことも大切なポイントです。
高品質の原料を使っていても、合成成分を配合してしまっては、肌に負担がかかってしまいます。
できれば、表示ラベルを確認して、原料を確認することができるといいですね。
ただ表示を見ても、それが合成成分なのかどうか、分かりかねることがあるかと思います。
そういった際には、信頼できるブランドから選ぶのもおすすめです。
信頼できるブランドから選ぶ
信頼できるブランドのボディオイルから選ぶのもポイントです。
ブランドの信頼とは、そのブランドの製品をつかう際の安心感につながります。
日本には、オーガニックコスメの認証制度が確立していません。
オーガニックとうたっていても、なかにはオーガニック原料はほんの少しだけで、さまざまな合成物質が含まれている製品もあるので、注意が必要です。
こだわりを持つブランドは、海外のオーガニック認証を取得したり、きびしい独自の規定を設けていたりします。
オーガニックボディオイルをつくるための原料へのこだわり、環境問題や社会課題への積極的な取り組みなど、そのブランドのものづくりに対する特別な思いが分かると信頼が高まりますね。
オーガニックボディオイルを選ぶ際には、信頼できるブランドを選ぶことも大切なポイントです。
海外のオーガニック認証を参考に選ぶ
海外のオーガニック認証を参考にするのもオススメです。
日本にはオーガニックコスメの認証制度が確立していませんが、海外にはいくつかの認証機関があり、認証を受けた製品は一定の基準を満たしていることが保証されます。
代表的なオーガニック認証機関は、つぎのとおりです。
▶︎ ECOCERT / エコサート (フランス)
▶︎ COSMEBIO / コスメビオ(フランス)
▶︎ BDIH / ドイツ化粧品医薬品商工連盟(ドイツ)
▶︎ Soil Association / ソイルアソシエーション (イギリス)
▶︎ ICEA / イチェア(イタリア)
▶︎ USDA (アメリカ)
▶︎ COSMOS / コスモス (欧州5団体によって設立)
成分表示を見ても、なじみのない原材料が書かれていると、判断が難しいことがあります。
このような場合、上記のようなオーガニック認証マークがついている製品であれば、安心ですよね。
オーガニックボディオイルを選ぶ際には、オーガニック認証を持っているどうかも参考にしてみてください。
好きな香りから選ぶ
自分の好きな香りから選ぶのも、大切なポイントです。
日々使うアイテム選びに重要なのは、「使っていて心地が良いこと」。
ついつい緊張してしまいがちな毎日の生活のなかで、自分の好きな香りに包まれることで、幸福感や満足感を感じ、気持ちをやわらげるサポートをしてくれます。
香りのちからには、質の良い睡眠をもたらしてくれたり、疲れをとり爽快感を感じることができたり、集中力を高めてくれたりといったさまざまな効果があります。
好きな香りのオーガニックボディオイルを毎日のスキンケアの中に取り入れることで、日頃のストレスから解放され、同時にリラクゼーション効果を高めましょう。
以上、オーガニックボディオイルの選び方について説明しました。
つぎに紹介するオススメのオーガニックボディオイルは、上記の選び方のポイントをおさえた製品です。
ぜひ、オーガニックボディオイル選びの参考にしてみてくださいね。
オススメのオーガニックボディオイル5選

それでは、オススメのオーガニックボディオイルを紹介します。
選んだのはこちらの5つ。
- Waphyto(ワフィト)|ボディオイル
- NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)|ウーマンズバランスマッサージオイル
- Dr. Hauschka(ドクターハウシュカ)| ボディオイル
- WELEDA(ヴェレダ) | ボディオイル
- 利島椿油(トシマツバキアブラ)|神代椿 -雫-
ひとつずつ、紹介しますね。
Waphyto(ワフィト)|ボディオイル

まず国産のオーガニックコスメブランド、ワフィトの「ボディオイル」を紹介します。
ワフィットでは、愛知県東三河で無農薬栽培により育てられた植物から機能性成分を抽出し、すべてのアイテムに配合しています。
ボディオイルは、菜種オイルをベースに、保湿やハリに効果的なさまざまな植物成分をブレンド。
年齢とともに失いがちな肌の保湿機能をオイルのリッチなうるおいで整えると、お手入れした後はツヤとハリがでます。
香りには天然植物精油のみを使い、東洋の考え方にある「気血水論」を基に、「バランス」「エンハンス」「アンワインド」の3種類で表現しています。
バランス
体を流れるエネルギーの気を表現。
みずみずしいシトラスの香りが気のめぐりを良くし、気分をリフレッシュさせ、ポジティブな気持ちになります。
エンハンス
体を流れる血を表現。
深く温かみのあるハーブや果実、そしてスパイスの香りが血のめぐりをうながし、からだを内側から健康にします。
アンワインド
体を流れる水を表現。
清涼感のあるグリーンの香りでデトックス効果をもたらします。
ワフィットのボディオイルは、独自の植物成分ブレンドにより肌へのうるおいはもちろん、香りのちからで心のリラックス効果も期待できるアイテムです。
NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)|ウーマンズバランスマッサージオイル

つぎに、ニールズヤードレメディーズから「ウーマンズバランスマッサージオイル」を紹介します。
ウーマンズバランスマッサージオイルは、月経前症候群(PMS)や更年期障害など女性特有のニーズに応えるためにデザインされています。
香りにローズやゼラニウム、フランキンセンスなどの精油を9種類ブレンドし、揺らぎがちな女性の心を落ち着かせる効果があります。

実際に香りをかぐと、なんとも言えない心地よさにホッとします。
ボディオイルは、肌をなめらかに整えるマカデミアオイルをベースに、オメガ脂肪酸やリノール酸を含むさまざまな植物オイルを配合。
お風呂上がりの濡れたカラダにつければ、うるおいが浸透しやすく、肌だけでなく心までやわらかくなるのを実感します。
Dr. Hauschka(ドクターハウシュカ)| ボディオイル

つぎに、ドイツのオーガニックブランド、ドクターハウシュカの「ボディオイル」を紹介します。
ドクターハウシュカでは「バイオダイナミック農法」という有機農法で原料を育て、アルコールや薬品を使わず植物エキスを抽出する「リズム製法」といった独自の製造プロセスを開発しています。
オイルはヒマワリ種子油とホホバ油をベースに、マッサージオイルとして目的別にさまざまな植物エキスを配合しています。
ドクターハウシュカのボディオイルはつぎの5種類。
バーチアルニカ
からだの気になる部分にマッサージをして、肌の引き締めに
レモングラス
こわばった太ももやヒップをもみほぐして、ハリのある肌に
ムアラベンダー
おやすみ前にもみほぐし、おだやかな眠りを導きます
ローズ
ローズの心地よい香りで揺らぎがちな女性の心のケアに
ブラックソーン
出産後のお腹周りのマッサージに
ボディオイルはバスタイムの後、すこし濡れた状態でマッサージしてあげると浸透がよくなります。
あなたのお悩みにあったオイルを選んで、リラックスしながらマッサージしてくださいね。
WELEDA(ヴェレダ) | ボディオイル

つぎに、100年以上の歴史のもつオーガニックコスメブランド、ヴェレダのボディオイルを紹介します。
ヴェレダは、原料となる植物栽培から製品となる工程のすべてにおいてこだわりをもち、高品質なボディケアやスキンケアを開発しています。
ヴェレダのボディオイルは9種類。
ホワイトバーチボディオイル
むくみが気になる部分をマッサージし、流れを良くして、引き締まったハリのある肌に
マルニカマッサージオイル
スポーツなどからだを動かす前後にマッサージし、疲労回復に
カレンドラマッサージオイル
強い乾燥や肌荒れなど敏感に傾いた肌の保湿ケアに
ラベンダーオイル
ラベンダーの香りで心を落ち着かせ、リラックスタイムを過ごしたい時に
シトラスオイル
さわやかなシトラスの香りで、さっぱり仕上げたい時に
ヒッポファンフルーティオイル
柑橘系の甘い香りが心地よく、乾燥が気になる時のケアにオススメ
ワイルドローズオイル
フレッシュなローズの香りが心を開放し、肌をなめらかにします
ざくろオイル
エイジングによる水分・油分のバランスの崩れや弾力も衰えてくる肌をサポートし、素肌を元気にしたい時に
マザーズボディオイル
妊娠初期の保湿ケアから産後の肌の引き締めケアに
いろいろ試してみたくなりますよね。
いまのわたしのお気に入りは「アルニカマッサージオイル」。

ローズマリーやラベンダーの精油が配合された、すっきりとした香りのオイルです。
運動の前後に使うのはもちろんのこと、コリのある首や肩などにマッサージすると、肌はしっとり、コリもやわらぎます。
また足裏をマッサージすると、ジワジワと温かくなるのを実感しますよ。
ヴェレダのボディオイルは種類が豊富にあるので迷いそうですが、ぜひ上記の説明を参考に選んでみてくださいね。
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利島椿油(トシマツバキアブラ)|神代椿 – 雫 –

最後に、伊豆諸島にある利島でつくられている利島椿油の「神代椿(かみよつばき)- 雫 – 」を紹介します。
利島は、島全体が椿林に覆われ、椿の生産量は日本一、年によっては椿油の生産量も日本一という土地です。
利島の椿油は、日本古来の品種である希少な藪椿(ヤブツバキ)の種子から採取される油のみで精製されています。
→ 椿実の選別風景(JA利島インスタグラム)
利島の椿油は、ヒトの肌に近い成分のオレイン酸を約86%、肌の再生力を促すパルミチン酸や高抗酸化力のステアリン酸も含むので、エイジング肌にピッタリ。
雫は、椿油の成分が持つ有効成分を失うことなく、ていねいに搾油・精製した希少なオイルです。
2019年には、オーガニックコスメの世界統一基準「COSMOS ORGANIC(コスモスオーガニック)」認証を取得しました。
椿油はそもそも歴史のある確かな栄養成分が含まれたオイルですが、雫はその中でも希少な数量限定のプレミアムオイル。
とろみのあるテクスチャーですが、すぐに肌になじむのでベタつくこともなく、ボディマッサージやヘアケアにオススメです。
以上、オーガニックボディオイル5つ紹介しました。
ボディオイルは、バスタイム後などのカラダが温まったときに使うと、浸透力も高く塗りやすいです。
ぜひ、バスタイム後のスキンケアのひとつに取り入れて、なめらかなツヤ肌を手にいれましょう。
この記事が、あなたのオーガニックボディオイル選びの参考になれば、うれしいです。
まとめ
この記事では、オーガニックボディオイルを紹介しました。
いかがでしたか。
いま一度、オススメのオーガニックボディオイルを紹介しますね。
- Waphyto(ワフィト)|ボディオイル
- NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)|ウーマンズバランスマッサージオイル
- Dr. Hauschka(ドクターハウシュカ)| ボディオイル
- WELEDA(ヴェレダ) | ボディオイル
- 利島椿油(トシマツバキアブラ)|神代椿 -雫-
オーガニックボディオイルは、上質なオイルで肌をなめらかにし健康的なツヤ肌に導いていくれるアイテムです。
ぜひ、お気に入りを見つけてツヤ肌を手に入れてくださいね。
以上、オーガニックボディオイルで健康的なツヤ肌を手にいれる!オススメ5選でした。
