きっと誰かに伝えたくなる!食の問題ドキュメンタリー映画おすすめ9選

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「食」は私たちにとって、大切な楽しみのひとつですよね。

でも現代の「食」には、気になることがいろいろありませんか。

食品ロス、遺伝子組み換え、栄養や安全性、農業や食品産業のあり方…

世の中の出来事を私たちに教えてくれるドキュメンタリー映画には、そんな「食の問題」について描かれた作品がたくさんあります。

「食に興味がある」
「現代の食に疑問を持っている」
「食の問題点の本当のところを知りたい」

このように思っているあなたに観ていただきたい「食の問題にまつわるドキュメンタリー映画」を9作品、選びました。

観終わったら思わず誰かとシェアしたくなる、そんな「食の問題」にフォーカスしたドキュメンタリー映画を紹介します。

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「食の問題」ドキュメンタリー映画をテーマ別に紹介

食の問題にまつわるオススメのドキュメンタリー映画9作品を、つぎの3つのテーマに分けて紹介します。

  • 食品ロス(フードロス)について
  • 食の安全や栄養について
  • 食品産業や農業について

それでは順番に説明していきますね。

食品ロス(フードロス)について

まずは、食品ロスの問題をテーマにしたドキュメンタリー映画を紹介します。

食品ロスは、ニュースでもよく取り上げられるトピックですね。

FAO(国際連合食料農業機関)から、驚くべきレポートがあります。

世界では約13億トンの食料が毎年廃棄されており、そのうちの約612万トンが日本からとのこと(1人毎日お茶碗1杯分のごはんを捨てている換算)*1

*1 もっとくわしく知りたい方は農林水産省の 広報誌 をチェック

廃棄物となる食料は、食品関連事業からは規格外のために販売できない作物や売れ残りなど、家庭からは消費期限を過ぎてしまった食品などです。

追って、楽しく学んで生活のヒントにもなる、食品ロスの問題をテーマにしたドキュメンタリー映画を紹介します。

食の安全や栄養について

つぎに、食の安全や栄養をテーマにしたドキュメンタリー映画を紹介します。

安全な食事や栄養バランスについて、気をつけたいと思いつつ仕事や家事や育児で忙しく、あまり実行できていない方も多いのではないでしょうか。

今回オススメするドキュメンタリー映画は、食べ物が私たちの体や心に与える影響について描いた作品です。

追って、普段の食生活をちょっと見直したくなる、そんな食の安全や栄養をテーマにしたドキュメンタリー映画を紹介します。

食品産業や農業について

最後に、食品産業や農業のあり方についての実態を描いたドキュメンタリー映画を紹介します。

食の安全を確かめるためにも、食品産業や農業の業界の「本当のところ」について知っておきたいですよね。

この記事で紹介するドキュメンタリー映画は、食品産業や農業の実態について少しショッキングな内容から、理想とする農業のあり方を描いた作品まで幅広く選びました。

追って、そんな食品産業や農業にまつわる裏事情をテーマにしたドキュメンタリー映画を紹介します。

「食の問題」にまつわるドキュメンタリー映画おすすめ9選

それでは、上記で分けた3つのテーマごとに、「食の問題」について描いたオススメのドキュメンタリー映画を紹介します。

食品ロス(フードロス)について

食品ロスについて描いたドキュメンタリー映画を2つ、紹介します。

もったいないキッチン

出典:© UNITED PEOPLE

まずは、フードロスの問題を取り扱った「もったいないキッチン」を紹介します。

この作品は、オーストリア人のダーヴィッド・クロス監督が日本の 『もったいない精神に魅かれて』日本各地で撮影したロードムービー。

ダーヴィッド監督が自ら福島から鹿児島までを旅をしながら、日本人の食べ物に対するさまざまな考え方や日本での食品ロス問題の取り組みやに出会います

食品ロス問題は深刻なテーマですが、旅先で出会う人たちのイキイキした表情、ダーヴィッド監督と一緒に旅するパートナーのニキとの軽妙な会話が楽しく、見終わったあとは前向きな気持ちになりました。

映画の公式ホームページにあるダーヴィッド監督からのメッセージに 『最初は問題ばかりが気がかりでした。〜中略〜 しかし、今は問題ではなく解決方法に目を向けています』とあります。

もったいないキッチンは、食品ロスの問題が気になるけれど、なにから始めたらイイのかわからないあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

もったいないキッチン
監督・脚本ダーヴィッド・グロス
製作年2020年
製作国日本

0円キッチン

出典:© UNITED PEOPLE

つぎに紹介する「0円キッチン」もフードロスの問題を取り扱った作品です。

この作品は、「もったいないキッチン」の前にオーストリア人のダーヴィッド・クロス監督が欧州で撮影したドキュメンタリー映画です。

廃油で走るキッチンカーで、欧州5カ国を巡りさまざまな角度から食品ロスの問題を投げかけます。

たとえば、一般家庭の冷蔵庫をチェックしたり、スーパーでの食品ロス対策を視察したり、欧州議会の食堂で議員たちにちょっと気まずい話を持ちかけたりします。

0円キッチンは、世界の食品ロスの問題を知りたいあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

0円キッチン
監督・脚本ダーヴィッド・グロス
製作年2015年
製作国オーストリア

以上、食品ロスについてのドキュメンタリー映画を2つ、紹介しました。

食品ロスの問題は、わたしたち個人でもできる取り組みがあります。

賞味期限が近い商品をお手ごろ価格でお買い物できたり、遠いところにあってなかなか行けない気になっていたパン屋さんからお取り寄せができたりします。

いくつか紹介しますね。

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気になったらぜひ、活用してみてくださいね。

食の安全や栄養について

食の安全や栄養についてのドキュメンタリー映画を3つ、紹介します。

スーパーサイズ・ミー

出典:Amazon Prime Video

まずは、スーパーヒット作品の「スーパーサイズ・ミー」を紹介します。

この作品は、監督のモーガン・スパーロックが、ファストフードが人間のにどんな影響を及ぼすのかを自ら体験したドキュメンタリー映画です。

NY在住の10代の女の子たちが、自分たちの肥満の原因はファストフードにあるとマクドナルドを訴えたところ、立証できず棄却。

判事は、毎日マクドナルド商品を食べ続けることがいちじるしく危険と立証できれば、再提訴が可能としたことで、スパーロック監督が立ち上がります。

監督みずから1日3食1ヶ月間、マクドナルド商品を食べ続けるというわけです。

自身の体調の変化をテキメンに感じながら、食に関わるさまざまな関係者へのインタビューや視察をとおして、アメリカの食文化や食習慣の問題に迫っていきます。

スーパーサイズ・ミーは、「食事がもたらす体や心への影響や問題について知りたい、でも堅苦しいのはちょっと」というあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

スーパーサイズ・ミー
監督・脚本モーガン・スパーロック
製作年2002年
製作国アメリカ

あまくない砂糖の話

出典:あまくない砂糖の話 オフィシャルサイト

つぎに、砂糖の実体に迫るドキュメンタリー映画「あまくない砂糖の話」を紹介します。

この作品は、先に紹介した「スーパーサイズ・ミー」とは反対に、健康に良いといわれている食品を60日間食べ続けたオーストラリア発の人体実験ドキュメンタリー映画です。

低脂肪ヨーグルト、穀物バー、シリアル、果物やスムージーなど、ダイエットや美容のためと思って食べている方も多いかと思います。

監督のデイモン・ガモーは、そんなヘルシフードの実体について自身の体を張って証明していきます。

さまざまな地域に出向き、その地域の食の現状を調査・インタビューし、砂糖がもたらす心と体の影響について紐解いていきます。

甘い砂糖の裏にはあまくない実態が見えてくる、ちょっと恐怖さえ感じる「あまくない砂糖の話」。

ぜひ、甘いものがやめられない方や、ヘルシーフードが大好きな方に観てもらいたいドキュメンタリー映画です。

あまくない砂糖の話
監督・脚本デイモン・ガモー
製作年2015年
製作国オーストラリア

ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実

ゲームチェンジャー公式予告編

つぎに、アスリートの食生活について迫った「ゲームチェンジャー」を紹介します。

この作品は、トップアスリートや科学者にインタビューをし、食生活がおよぼす運動能力や、心身への影響について解いていくドキュメンタリー映画です。

ナレーターを担当している総合格闘家チャンピオンのジェームス・ウィルクスは、練習中に両ひざの靭帯を負傷したことがきっかけで、食について研究しはじめます。

さまざまな科学論文を読み、アスリートや研究者にインタビューをし、どんな食生活がアスリートにとって効果があるのかを探っていきます。

筋骨隆々のアスリートが食べるものといえば、良質なお肉のタンパク質かと思いがちですが、実際のところは…ぜひ、本作を観てみていただきたいです。

ゲームチェンジャーは、スポーツをする人はもちろん、食に興味がある人なら観てもらいたい衝撃ドキュメンタリー映画です。

ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実
監督ルイ・シホヨス
製作年2018年
製作国アメリカ

以上、食の安全や栄養について描いたドキュメンタリー映画を3つ、紹介しました。

印象的だったのは、3作品ともに食が与えるものは体の健康だけでなく、心の健康にも直結していることを描いていたこと

観終わったら、ついついあなたも食生活を見直したくなるかもしれませんよ。

食品産業や農業について

食品産業や農業について描かれたドキュメンタリー映画を4つ、紹介します。

フード・インク

出典:Amazon Prime Video

食品産業や農業に関するドキュメンタリー映画として、まずは「フード・インク」を紹介します。

この作品は、アメリカの食品産業の状況に警鐘をならし、話題となったドキュメンタリー映画です(第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート)。

広大な農場に散布される農薬、遺伝子組み換え作物、モノとして扱われる家畜など、健康とはいえない食糧の生産方法がつぎつぎ映し出されショックを覚えます。

消費者もさまざまな選択肢がある中で、新鮮な野菜よりも安くてお腹いっぱいになるという理由で、糖尿病を抱えながらもファストフードを選ぶという実態。

いっぽうで、スーパーでは取り扱わない昔ながらの放し飼いの家畜農家まで、何百キロも車を走らせて買いに来る人もいます。

フード・インクは、いつも食べている食品がどのように生産されてお店に並ぶのか、その真実を知りたいあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

フード・インク
監督ロバート・ケナー
製作年2008年
製作国アメリカ

モンサントの不自然な食べもの

出典:モンサントの不自然な食べもの オフィシャルサイト

つぎに、「モンサントの不自然な食べもの」を紹介します。

この作品は、アメリカの多国籍企業モンサント社の知られざる実態を、科学者や関係者のインタビュー、機密文書をとおして検証していくドキュメンタリー映画です。

タイトルから内容はなんとなく想像できたのですが、これほどまでか!とショックでした。

『1ドルたりとも、儲けを失ってはならない』 というモンサント社の企業体質。

マリー=モニク・ロバン監督の目をとおして、環境への影響・農業に携わる人たちの暮らしや食の安全よりも、利益を追求する不自然な食べものが人体にもたらすものはなにか、を訴えかけてきます。

モンサントの不自然な食べものは、農業や食の安全性、農業関連企業の実態について知りたいあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

モンサントの不自然な食べもの
監督マリー=モニク・ロバン
製作年2008年
製作国フランス、カナダ、ドイツ

スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン

出典:Amazon Prime Video

つぎに、「スーパーサイズ・ミー2」を紹介します。

この作品はスーパーサイズ・ミーの続編となる、スパーロック監督のドキュメンタリー映画です。

スパーロック監督が自らがファストフード店をオープンすることになり、ヘルシーといわれるチキンをウリにします。

その中で見えてくる、養鶏業界の知られざる実態とファストフード店のヘルシーイメージ戦略について、問題点を浮かび上がらせていきます。

前作のように、ストーリーはテンポよく笑いもあるので、シリアスになりすぎず楽しく観られます。

スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキンは、アメリカの食品産業の問題点や、健康産業がどのようにして作り出されるのか知りたいあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

スーパーサイズ・ミー:ホーリーチキン
監督・脚本モーガン・スパーロック
製作年2017年
製作国アメリカ

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方

出典:ビック・リトル・ファーム オフィシャルサイト

最後に、心温まるドキュメンタリー映画「ビック・リトル・ファーム」を紹介します。

この作品は、ロサンゼルスに住んでいた夫婦が、あるきっかけで大自然の中で農場を始め、理想の形に仕上げていく8年間の記録ドキュメンタリー映画です。

生物多様性を尊重し、農薬を使わない伝統農法を学びながら、荒れ果てた土地を整え、自然や動植物と向き合いながら農場がつくられていく過程は素晴らしく心打たれます。

自然と動物と人間が共存するにはさまざまな問題が起こりますが、そのつど解決策を見つけだし調和を見つけだしていく様子は、感慨深いです。

また農園主でもあるジョン・チェスター監督が撮る映像が美しく素晴らしい!

「こんなステキな農園に行ってみたい!」と感動すること間違いなしです。

ビック・リトル・ファームは、自然と共存する美しい農業のあり方を知りたいあなたにオススメのドキュメンタリー映画です。

ビック・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方
監督ジョン・チェスター
製作年2018年
製作国アメリカ

以上、食品産業と農業について描かれたドキュメンタリー映画を4つ、紹介しました。

ショッキングな内容から、風刺の効いたもの、明るい未来が感じられるストーリーなど、さまざまな切り口で食の問題を描いています。

ぜひ、興味があるものから観てみてくださいね。

【注意事項】
本文中の『 』の内容は、各ドキュメンタリー映画の中もしくはオフィシャルサイトからの抜粋です。

以上、きっと誰かに伝えたくなる!食の問題ドキュメンタリー映画おすすめ9選でした。

この記事が、あなたの食の問題のドキュメンタリー映画を選ぶ参考になれば、うれしいです。

まとめ

きっと誰かに伝えたくなる!食の問題ドキュメンタリー映画おすすめ9選、いかがでしたか?

いま一度、おすすめのドキュメンタリー映画を紹介しますね。

ドキュメンタリー映画とはいえ、監督・脚本家の目をとおして描かれるものなので、すべてが事実ではないかもしれません。

さまざまな考え方に触れて、情報を選んでくださいね。

この記事が、あなたの食の問題のドキュメンタリー映画を選ぶ参考になれば、うれしいです。

以上、きっと誰かに伝えたくなる!食の問題ドキュメンタリー映画おすすめ9選でした。

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