毎日あわただしく過ごしていると、おいしい食事をつくりたいけれど、できれば短い時間で調理したいと思うこともありますよね。
その中で注目されているのが、「圧力鍋」という調理器具です。
圧力鍋を使うと、通常の鍋よりも素早く調理ができ、魚は骨ごとやわらかくなるので丸ごと食べることができます。
わたしは玄米を食べるようになってから、圧力鍋を使うようになりました。
玄米は土鍋や普通の鍋でも炊くことができますが、圧力鍋で炊くとモチモチしておいしく感じるのです。
今回は、わたしのお気に入りのキッチン道具のひとつ「圧力鍋」を紹介します。
この記事はこのような方にオススメ
・圧力鍋に興味がある方
・圧力鍋の選び方を知りたい方
・オススメの圧力鍋を知りたい方
目次
圧力鍋の魅力とは
圧力鍋は、密閉状態で加圧することで、一般的な鍋に比べて食材を早くやわらかくすることができます。
少ない水分で加熱することができるので、うまみを凝縮した蒸し煮などの調理に最適な調理道具です。
また、短い時間で調理ができるので、栄養の損失が少なくてすむのも魅力です(栄養価については加圧しすぎて損なわれるという説もあるようですが…)。
さらには弱火で短い時間で仕上がるので、光熱費の節約にもつながります。
圧力鍋の魅力とは、短い時間で調理ができて、食材が驚くほどやわらかく仕上がることです。
圧力鍋の選び方
つぎに圧力鍋の選び方について説明します。
ポイントは、つぎの2つ
- 圧力鍋の種類
- 圧力鍋のサイズ
ひとつずつ、説明します。
圧力鍋の種類
圧力鍋には、大きく分けて「オモリ式」と「スプリング式」の2種類があります。


この2つは、圧力がかかった時の音が違います。
オモリ式はオモリから蒸気が抜けるシュシュシュッといった音がしますが、スプリング式はほとんど音がしません。
オモリが揺れて音がするので、圧力がかかったタイミングが分かりやすいこともあり、初心者にはオモリ式が使いやすいとされています。
ただスプリング式も圧力がかかったタイミングは分かるようになっているので、安心してください。
どちらにするか迷ったら、オモリが揺れる様子に圧力鍋の魅力を感じる方はオモリ式、音が気になる方はスプリング式といった判断でもイイと思います。
圧力鍋のサイズ
圧力鍋のサイズ選びに迷われる方も多いようです。
目安として、1人暮らしなら2.5L、2人暮らしなら3〜3.5L、3〜4人暮らしなら4L以上です。
▶︎ 2.5L:1~2人用。ごはん3合まで
▶︎ 3~3.5L:2~3人用。ごはん4合まで
▶︎ 4~4.5L:3~4人用。ごはん7合まで
ただし、圧力鍋で調理できる量は、鍋の2/3以下、豆のように増えるものは1/3以下となっています。
つくりおきしておきたいなど、大量につくる方は大きめのサイズを選んだ方がいいですね。
以上、圧力鍋の選び方について説明しました。
それではつぎに、わが家の圧力鍋を紹介します。
わが家の圧力鍋
それでは、わが家で使っている圧力鍋を紹介します。

写真は、フィスラーの圧力鍋(旧型)です。
フィスラーは1845年創業、ドイツの調理器具ブランドです。
「丈夫で長持ち、高品質な製品をつくり続けている老舗」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
わが家の圧力鍋は5年以上使っていますが、今のところ故障もなく特に問題はありません(夏の間はあまり使わないということもあるかもしれませんが)。
圧力鍋は加圧している間、蒸気を抜くのに音がしますが、圧力鍋によってその音が違います。
フィスラーはスプリング式なので、蒸気が少なく音はほとんどしません。

また、圧力鍋はメーカーによって沸点が違うので、圧力のかかり方が異なってきます(わが家のフィスラーは110度〜118度)。
圧力のかかり方によって、仕上がり時間に違いがあったり、野菜によっては煮崩れしたりすることがあるので注意が必要です。
ほとんどの圧力鍋メーカーでは、購入するとレシピ本がついてくるので、まずはその中からいろいろつくってみて、ご自身の鍋に慣れていくことをオススメします。

フィスラーの圧力鍋はIHを含むすべての熱源に対応してるので、どんなキッチンでも使えます。
圧力鍋でつくる玄米
それでは、圧力鍋で玄米を炊く様子を紹介します。
まずは、玄米と水を圧力鍋に入れます。







圧力鍋を火にかけてから、約30分ほどでおいしい玄米が炊き上がりました。
白米であれば、10分ほどで炊き上がります。
ぜひ、ふっくらモチモチごはんを圧力鍋でお試ししてみてくださいね。
フィスラーの圧力鍋はこちらです。
Fissler(フィスラー) ビタビット プレミアム |
加圧タイプ: ・スプリング式(蒸気が少なく音も静か) |
・底厚三層カプセル構造(ステンレス・アルミ・ステンレス) ・熱伝導率が高く、ムラなく熱が伝わる ・フィスラー独自の鍋底「ノボグリル」により、こびりつきにくく・焦げにくい ・低圧・中圧・高圧の3段階設定 ・加圧を使わない蒸し料理にも対応 ・すべての熱源に対応 ・15年保証 ・レシピブック付き |
圧力鍋を使う際に気をつけること
それでは、圧力鍋を使う際に気をつけることについてお話しします。
- 食材はやわらかくなるが、味はしみない
- 加圧途中で食材の出し入れはできない
- 使った後はすべてをはずして洗う
順番に説明しますね。
食材はやわらかくなるが、味はしみない
まず、大根などの根菜類はやわらかくなりますが、味がしみ込むわけではありません。
そのため、出汁の味などをしっかりしみ込ませたい調理の場合には、圧力鍋でやわらかくした後に煮る時間が必要になります。
ただ、短時間でやわらかくなるので、一般的な鍋でつくるよりは短い時間で仕上がります。
加圧途中で食材の出し入れはできない
つぎの注意点として、圧力をかけている間、フタを開けることができません。
ですので、火の通りが違う食材を途中で出したり、加えたりということができません。
圧力をかけすぎると、野菜によってはやわらかくなりすぎて崩れてしまうこともあるので、慣れるまではレシピ通りの食材・時間でつくりましょう。
使った後はすべてをはずして洗う
最後に、使った後はフタについているゴムパッキンや、圧がかかって上がってくるメインバルブを外して洗う必要があります。
使いはじめは、それが手間に感じることがあるかもしれません。
でも慣れてしまえば、特に難しい作業ではありませんので、安心してください。
以上、圧力鍋を使う際の注意点でした。
オススメの圧力鍋
わたしが持っているフィスラーの圧力鍋のほかにも、素晴らしい圧力鍋があります。
つぎに、紹介する製品もすべて高品質で使いやすい圧力鍋です。
ぜひ、圧力鍋を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
ワンダーシェフ

まず紹介するのは、日本ブランドのワンダーシェフ。
ワンダーシェフでは、日本最高クラスの超高圧圧力鍋を開発・製造しています(圧力124度〜126度)。
圧力を高くすることで、さらに調理の時間が短く、食材をすぐにやわらかく仕上げることができます。
ワンダーシェフは、出荷前に厳しい品質チェックをし、安全性をしっかり確認、そしてアフターサービスも充実しているのが特徴です。
紹介する圧力鍋「魔法のクイック料理」は超高圧(約126度)と高圧(約117度)を調理によって切り替えられる鍋。
調理に合わせた適切な圧力を使うことで、お肉からお野菜料理まで、あっという間に仕上げてくれます。
ワンダーシェフ 魔法のクイック料理 |
加圧タイプ: ・オモリ式 |
特徴: ・超高圧と高圧の2段階圧力調整 ・蒸気の噴出を制御するカバー採用 ・三重構造(ステンレス・アルミ・ステンレス)の鍋底 ・すべての熱源に対応 ・1年保証 ・10年後無料点検 ・レシピブック付き |
パール金属

つぎに、金属加工業で有名な三条市からパール金属の圧力鍋を紹介します。
パール金属は、50年を越す歴史を持つキッチンやリビング用品、そしてキャンプ用品を展開している老舗ブランド。
圧力鍋のラインナップも豊富です。
その中から紹介するのは、「クイックエコ3層底切替式圧力鍋」。
圧力鍋がはじめてな方でも使いやすく、おもりを押しながら料理に合わせて低圧・高圧にセットするだけ。
赤いロックピンが上がって、蒸気も上がってきたら弱火にして、レシピに合わせて加圧するだけです。
こげつきにくく保温性にすぐれた3層底構造なのもうれしいポイント。
比較的リーズナブルな価格なので、まずは圧力鍋をお試ししてみたいあなたにオススメです。
パール金属 クイックエコ3層底切替式圧力鍋 |
加圧タイプ: ・オモリ式 |
特徴: ・低圧・高圧の圧力切替式 ・こげつきにくく保温性に優れた3層底構造(ステンレス鋼・アルミ・ステンレス鋼) ・すべての熱源に対応 ・1年保証 ・レシピブック付き |
WMF(ヴェーエムエフ)

最後に、ドイツの老舗ブランドのWMF(ヴェーエムエフ)を紹介します。
WMFは、95年以上も家庭用圧力鍋を製造・開発し、安全への配慮を徹底したものづくりを続けています。
紹介する「フュージョンテック圧力鍋」は、天然鉱石と特殊鋼を融合させたWMFの独自素材の鍋。
遠赤外線効果により熱の伝わりが良いので、食材の色や香り、風味が損なわれにくいのが特徴です。
また、安全への配慮もしっかりされており、圧力がかかっているときにはフタは開かないロック機能がついています。
WMFのフュージョンテック圧力鍋は、熱伝導率がいいので調理がしやすく、使った後の洗いも楽にできる素材で、そのうえ食卓にそのまま置いても美しいボディが魅力です。
WMF(ヴェーエムエフ) フュージョンテック圧力鍋 |
加圧タイプ: ・スプリング式(静かで蒸気もほとんど出ない) |
特徴: ・WMF独自のミネラル素材「フュージョンテック」採用 ・遠赤外線効果が高く、加熱効果がよい ・熱伝導率が高く、ムラなく熱が伝わる ・こびりつきにくい表面 ・低圧・高圧の2段階設定 ・すべての熱源に対応 ・10年保証 ・レシピブック付き |
以上、おすすめの圧力鍋を紹介しました。
いかがでしたか?
いま一度、オススメの圧力鍋を紹介しますね。
ぜひ、圧力鍋選びの参考にしていただければ、うれしいです。
まとめ
今回は、わたしのお気に入りのキッチン道具のひとつ「圧力鍋」を紹介しました。
圧力鍋を使えば、食材を入れてフタをすれば料理ができてしまうので、実はとてもシンプルで使いやすい調理器具です。
簡単に調理ができるので、圧力鍋があると手が込んだように見える料理があっという間につくれます。
手軽でおいしい料理がつくれる圧力鍋を使って、いろどり豊かな食卓を演出していきましょう。