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わたしのお気に入りのキッチン道具〜鉄瓶〜

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お気に入りのキッチン道具はありますか?

お気に入りのキッチン道具があると、キッチンでの作業も楽しくはかどりますよね。

わが家にも使い勝手が良いのはもちろんのこと、その道具を使うと料理の腕がアップしたかのようなモノ、見ているだけで気分が上がるモノもあります。

今回はその中から、わたしのお気に入りのキッチン道具のひとつ「鉄瓶」を紹介します。

この記事はこのような方にオススメ
 ・鉄瓶に興味がある方
 ・鉄瓶の使い方を知りたい方
 ・オススメの鉄瓶を知りたい方

鉄瓶とは?

このフォルムがカッコいいですよね

まず、鉄瓶(てつびん)について説明します。

鉄瓶とは、鉄製の湯沸かし器(やかん)のことです。

そもそも茶の湯で使う「茶釜」を手軽に使えるように、取っ手や注ぎ口がついたことが鉄瓶のはじまりです。

使い方はやかんと同じように、そのまま火にかけてお湯を沸かすことができます。

なぜ鉄瓶で湯を沸かすの?

それではなぜ、やかんではなく鉄瓶でお湯を沸かすのかについてお話しします。

その理由はズバリ、鉄瓶で沸かしたお湯はまろやかでおいしいのです。

水を沸かしただけの白湯としてもおいしく飲めますし、どんなお茶でもコーヒーでも鉄瓶で沸かしたお湯で淹れるとまろやかで甘くておいしくなるのです。

そのうえ、お湯を沸かすとわずかに溶けだす鉄分が、カラダに吸収されやすい二価鉄だということも、うれしいですね。

わが家の鉄瓶

それでは、わが家の鉄瓶を紹介します。

南部鉄器の老舗 釜定さんの鉄瓶

写真は、100年以上の歴史をもつ南部鉄器の老舗 釜定(かまさだ)さんの鉄瓶です。

鉄瓶は各地で作られていますが、そのなかでも特に有名なのが岩手県盛岡市と奥州市周辺でつくられる南部鉄器です。

釜定さんも盛岡市紺屋町に工房をかまえ、鉄器ならではの重厚感もありつつ現代の生活になじむモダンなデザインの製品をつくりだしてます。

釜定さんの鉄瓶はとても人気で、写真の鉄瓶も手元に届くまでに1年近く待ちました。

手に取った時は、待ち焦がれていた鉄瓶への想いと、このコロンとしたかわいらしさにホッコリ。

そして、お湯のまろやかなおいしさになんともいえない贅沢を感じました。

お茶やコーヒーを淹れるとまろやかに

鉄瓶でコーヒーを淹れると、まろやかな味わいに

鉄瓶でお茶やコーヒーを淹れると、ケトルややかんで淹れるのとではまったく違った味わいになります。

はじめて鉄瓶で淹れたコーヒーを飲んだとき、淹れ方の腕が上がったかのようなおいしさにびっくりしました。

コーヒーの尖った感じや雑味がなく、まろやかでほんのり甘みが感じられるのです。

ぜひ、鉄瓶で淹れたコーヒーをお試ししていただきたいです。

釜定さんの鉄瓶はこちらです。

鉄瓶をつかう際に気をつけること

鉄瓶をつかう際に、気をつけなければいけないことがあります。

  • はじめて使う際に気をつけること
  • 使った後に気をつけること

ひとつずつ、説明しますね。

はじめて使う際に気をつけること

鉄瓶をはじめて使う際には、「ならし」をする必要があります。

ならしとは、湯垢(ゆあか)をつけていくことです。

湯垢とは?
お湯を沸かし続けると、鉄瓶の内側には白い膜がついていきます。

白い膜は、水に含まれるカルシウムなどの成分です。

この白い膜のことを「湯垢(ゆあか)」といいます。

そして、鉄瓶についていくことを「湯垢を育てる」と表現します。

湯垢を取り除く必要はありません。

湯垢がつくことで、お湯の味わいがまろやかになったり、サビにくくなったりします。

2年ほど使い続けた鉄瓶の湯垢

それでは、ならしの手順を説明しますね。

まず鉄瓶を軽くゆすいだ後に、7〜8分目まで水を入れて中火で沸騰させます。

その際に蓋をずらして、吹きこぼれないようにしましょう。

その後お湯を捨て、同じことを2〜3回繰り返します。

以上です。思ったより簡単な作業だったのではないでしょうか。

つぎに、使った後に気をつけることを説明しますね。

使った後に気をつけること

鉄瓶は、お湯を入れたままにするとサビついてしまいます。

ですので、お茶を淹れたあとの残ったお湯は捨てて、蓋をとって余熱で乾かしましょう

乾きにくいようであれば、ほんの数秒ほどであれば空焚きして乾かしても大丈夫。

また、表面は乾いたふきんで拭いて、水気が残らないようにしましょう。

以上、鉄瓶を使う際に気をつけることについて説明しました。

鉄瓶の扱いは難しいように感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

お湯を沸かして、使い終わったら、蓋を開けて余熱で乾かすだけです。

ぜひ湯垢を育てて、大切に使っていきましょう。

おすすめの鉄瓶

わたしが持っている釜定のほかにも、歴史ある高品質な南部鉄器があります。

つぎに紹介する南部鉄器は、伝統工芸を守りつつ、現代の生活にも合った製品づくりにも積極的です。

ぜひ、南部鉄器を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

岩鋳(いわちゅう)

出典:岩鋳 公式サイト

まず紹介するのは、明治時代に盛岡市で創業した岩鋳(いわちゅう)です。

岩鋳は海外展開も積極的に行っており、ヨーロッパでは「IWACHU」が鉄器の代名詞にもなっているほど。

現代のインテリアとも合わせやすい、カラフルでスタイリッシュな鉄器が人気のようです。

岩鋳は、伝統の鉄器を継承しつつ、海外市場に向けてさまざまな試みに挑戦しています。

及源(おいげん)

出典:及源 公式サイト

つぎに紹介する及源(おいげん)も、明治時代から鉄器をつくり続けています。

海外展開を積極的におこなっており、伝統の製品はもとより、モダンでスタイリッシュな鉄器をつくっています。

もともと「南部盛栄堂」の刻印がほどこされていましたが、海外展開により「OIGEN」のロゴマークが刻印されている製品もあります。

及源では、鉄器を900度の高温で焼く「釜焼き」をほどこすことで、鉄の赤サビを防ぐ技法「ネイキット・フィニッシュ」という特許を取得

伝統工芸を守りつつ、新しいことにもどんどん挑戦しています。

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及源(Oigen)
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以上、オススメの鉄瓶を紹介しました。

いかがでしたか?

いま一度、オススメの鉄瓶を紹介しますね。

写真
ブランド釜定(かまさだ)岩鋳(いわちゅう)及源(おいげん)
生産地岩手県盛岡市岩手県盛岡市岩手県奥州市
IH対応の鉄瓶取扱い有り有り有り
特徴・明治末創業
・キッチンウェアや日用品を展開
・さまざまな国際的賞受賞
・明治35年(1902年)創業
・カラフルな急須やキッチンウェアを展開
・海外進出にも積極的
・嘉永5年(1852年)創業
・キャンプ&アウトドア道具やキッチンウェアを展開
・海外進出にも積極的

ぜひ、鉄瓶選びの参考にしていただければ、うれしいです。

まとめ

今回は、わたしのお気に入りのキッチン道具のひとつ「鉄瓶」を紹介しました。

はじめて鉄瓶を使う方は、手入れに手間がかかりそうで、ハードルが高いように思いがちですが、そんなことはありません

お湯を沸かして、使い終わったら蓋を開けて余熱で乾かしておくだけで、湯垢が育ってますますおいしいお湯ができます。

鉄瓶は少しお値段は張りますが、大切に扱えば何代にもわたって使い続けることができるといわれるほど丈夫です。

時代がかわっても色あせない鉄瓶の味わいとぬくもり、ぜひ使ってみてその良さを感じ取ってみてくださいね。

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